【驚きの研究結果】パートナーが認知症になると自身のリスクも74%増加?その理由と今できる対策
長年連れ添った夫婦は、食生活や生活リズム、さらには健康状態までよく似てくると言われていますよね。肥満や糖尿病、心血管疾患などが夫婦間で連動することは知られていますが、実は「認知症」も同様のリスクを抱えることが最新の研究でわかりました。
台湾の国立保健研究院が約100万人を対象に行った大規模な研究によると、配偶者が認知症と診断された場合、自身も認知症を発症するリスクが著しく高まることが判明したのです。
「認知症が感染する」わけではない!
国際学術誌『JAMA Network Open』に掲載されたこの研究では、配偶者が認知症の診断を受けた女性は発症リスクが74%増加し、男性も69%増加することが示されました。
ただし、研究チームは「認知症が人から人に感染するという意味ではない」と強く強調しています。
人間はもともと自分と似た教育水準や生活習慣を持つ人をパートナーに選ぶ傾向があります。さらに、結婚後も長年にわたり同じ住環境、食事、運動習慣を共有するため、健康リスクも自然と一致してくるのです。
介護ストレスや睡眠障害も一因に
研究では、高血圧や鬱病などの既存の病気の影響を調整した後でも、この強い関連性が残ることが確認されました。
具体的な原因の解明は今後の課題ですが、認知症になったパートナーを介護する中での強いストレス、睡眠障害、社会的な孤立なども、もう一方の認知機能低下に大きく影響を与えていると考えられています。
個人だけでなく「夫婦・社会」で取り組む予防策
世界保健機関(WHO)は、認知症リスクを減らすための重要な習慣として以下を推奨しています。
- 定期的な身体活動とバランスの良い食事
- 血圧の適切な管理および禁煙
- 生涯にわたる学習や社会的交流
認知症は一朝一夕に発生するものではなく、数十年にわたる生活の積み重ねの結果です。だからこそ、予防も個人の努力だけに頼るのではなく、パートナーや社会全体で長期的視点を持って取り組むことが不可欠です。
今日から大切なパートナーと一緒に、健康的なライフスタイルへの第一歩を踏み出してみませんか?
出典:JAMA Network Open「Spousal Dementia Exposure and Risk of Dementia」
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