好きな色でわかる「心の状態」?青・グレー・黒が示すメンタルヘルスのサイン
普段何気なく選んでいる「好きな色」。実は、その色彩の好みとメンタルヘルスの状態に深い関係があることが、最新の研究で明らかになりました。
ニュージーランドのオークランド大学の研究チームが実施した分析によると、心の状態や精神疾患のタイプによって、選ぶ色に明確な違いが現れるそうです。
心の状態によって変わる「色の好み」
オークランド大学の研究チームは、精神疾患の診断を受けた成人を対象とした16の色彩選好研究を分析しました。
その結果、疾患タイプごとに好まれる色が明確に異なることが判明しました。
うつ病を抱える人々は主に青色を好み、不安障害ではグレー(灰色)、統合失調症を抱える人は黒色を最も好む傾向が見られました。
一方で、黒やグレーなどの無彩色は、健康な人々の「好きな色」としてはほとんど選ばれませんでした。
地域差を超えた疾患ごとのカラーパターン
健康な人の場合、地域や文化によって色の好みに違いが見られます。例えばヨーロッパでは青色が人気ですが、アジアでは赤や黄色が好まれる傾向があります。
しかし、メンタルヘルスの課題を抱える人々においては、地域的な文化の違いよりも診断ごとの選好パターンがより強く現れました。
地理的要因よりも疾患の特性自体が、色彩の好みに大きな影響を与えている可能性が高いと研究チームは説明しています。
今後のメンタルケアへの活用に期待
研究チームは、この色彩選好の違いが、将来的にメンタルヘルスの評価や補完的な治療ツールとして活用できる可能性があると指摘しています。
自分が最近どんな色に惹かれているかを振り返ることで、自分でも気づいていない心のコンディションを知るヒントになるかもしれません。
出典:Frontiers in Psychology (オークランド大学研究チーム)
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